副島先生の対談本のインプレッションです。
武田先生との対談ですが、
これは、なんというか、話がかみ合っていない笑
まさしく大人のケンカですな。
武田先生は、年間1ミリシーベルトにものすごくこだわりがあるのです。
年間100ミリシーベルトに引き上げたことが理解できないと言うようなことが
ずっと最後まで言われています。
まーもともと、武田先生は科学者、副島先生は言論人ですから
視点がちがうのでしょうけど。
武田先生は、科学的なデータが出ていないと何も信用しない。
データの中で理論武装しております。
言い換えるとものすごく頭が固い^^:
一方の副島先生は、原発事故が起こって間もない頃から
福島の危険な地に足を踏み入れ、自分の目で真実を見て
そこで暮らす人々と話したり、現地で放射線量を測ったりしていました。
言い換えると、現地の人たちを思う情が入っています。
それで、どっちが正しいのか?
というとどっちも正しいんでしょう。
少し卑怯ですが・・
何故なら、事故が起こる前と比べると
多かれ少なかれ、日本は、汚染されたわけですから。
だから危険なのは、わかる!
ただ、だからと言って、今、現地にいる福島の人や関東の人
この方たちに、逃げろといくら、武田先生が叫んだところで
逃げれない理由があるのです。
それが、経済的な理由もそうだし、大丈夫だと思っている人もいると思う。
お金持ちさんはとっくに、海外や関西方面に逃げてきています。
この経済的な理由は、かなりあると思います。
自分が、同じ立場であるなら
現地で美容室を閉めてまで、よその地に出て行くかと言われればノーです。
逃げたくても逃げれない人は山ほどいるというのが
副島先生が現地で感じたことです。
だから、多少被爆してしまうかもしれないけれど
現地で生きていくしかないというのが、副島流です。
私もこの考えには賛同します。
武田先生が何故に逃げろと簡単にいえるのか?
それは、一般のサラリーマンのような収入ではないからです。
生活の質が違うのですよ。
そのあたりは本書にも書いてありましたので確かです。
だから一般市民の気持ちは正直わかっていないんだと思います。
経済的に余裕がある人は、逃げてください。
逃げられない方は、現地で少しでも被爆のリスクを避けてくださいが
私の結論です。それではまた。