今日からオリジナトリートメントに使用している原料
細かく解説していきます。
まずは、ペリセア
ここ数年で大活躍のペリセア君
スキンにヘアケアにと幅広く使われています。
ペリセア( ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)は、
N-ラウロイル-Lグルタミン酸とリシン(リジン)との縮合物のナトリウム塩 水溶液で、
髪への浸透性が一般的なセラミドよりも高い(健康毛へも1分で内部へ浸透)と言われています。
痛んだ髪を中心から補修することができ、
さらに外側にもコーティングをすることができる優れた成分です。
毛髪ダメージを内部と外部から補修することが可能で、
洗浄をしても簡単には落ちないメリットもあります。
今までは配合が難しかった両方の機能を、
この成分は一つで可能にしています。
ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)は、
スキンケアとしても高いポテンシャルを持っているために
肌荒れ改善のための化粧水を始め様々なスキンケアに用いられ、
また皮膚内部に入りにくいセラミドをお肌内部に誘導できる機能も持っています。
ここまで見ているとすごく良い原料に思いますね。
とっても優れた原料なので欠かせません。
ですが、これ単品で使用しても効果は薄いと思います。
欠かせない原料ではあるが、これ1本で、どうにかなる原料ではないです。
もちろん、他の原料もしかり。
この原料を生かすも殺すも扱うもの次第と言うことです。
ペリセアでよく失敗するパターンは
美容室でよくあるケース
ペリセア単品カラーでの前処理をしてから
カラー剤塗布
なんじゃこりゃ!
染まってないし、質感も悪いやん
これはあかんわ!ってなります。
私も経験済み^^:
これは、
ジアミンとのイオンコンプレックス(コアセルベート/イオン結合反応)により、
ジアミンの反応が抑制される可能性があり、発色性や感触を落とす可能性があります。
なので、単品で使用しなければ全然問題ない
むしろ染料定着強化できます。
これがなくても結果は、出せるが
あったほうがより効果があがる。
ブースター的な役割の原料かなーと認識してます。
ペリセアだけで他のPPT(修復剤)必要ないと
言われることもありますけど
正直それはないかな~っと。
ではまた~
ラベル:ペリセア