2016年07月22日

断熱の話Ⅱ

もうすぐ家の引渡し

やっと念願叶って住むことができます

お客さんに家のこと勉強になるから

早く更新してくれ!と急かされたので

頑張って書きますw

店のブログ書くだけでも必死^^:


断熱の話の続きです

この断熱工法もものすごいたくさんの種類がある

どこまでこだわるかは人それぞれでしょう

高気密高断熱

このキーワードはどこのハウスメーカーさんでも

言いますね

私もたくさん展示場にいったのでよく分かります

冬にいくとよくわかりますよ

その家の本当の性能が。

どこの工法も説明聞いていると

すごいと思わせるものがある

勉強していかないと見極め不能

そこでおすすめの本

断熱の神様といわれる存在

西方設計の本



これは非常に参考になるのでとてもおすすめ


私も随分と参考になった

究極はパッシブハウスになると思います


特によかったのが地域ごとの断熱基準を明確にされていること

瀬戸内神戸で高温多湿、雪なんて積もることがないエリア

北欧並の断熱基準にする必要もないとおもう

断熱材には自然素材系も存在する

我が家はこれです
IMG_7142[1].JPG

炭化発泡コルク
炭化コルクはポルトガルで生産されており、ワインのコルクを作成した残りを炭にしたもので、

炭化する時に材木の樹脂が出てきて大きなかたまりとなり、
それをスライスしたものが炭化コルクです。

 炭なので、空気浄化・調湿・防音などプラス効果も絶大。
昔、ヨーロッパの潜水艦の断熱材に使われていたそうです。

熱伝導率0.034

かなりいいイメージがある

透湿素材

ただ値段がGWと比べると数倍?10倍くらい高い

カブトムシみたいなにおいがする笑
外断熱向き



IMG_7413[1].JPG

10寸勾配の屋根

これも私のこだわりのひとつ!

家は尖ってないと駄目でしょっていう気持ちですw

子供に家の絵をかかすと

三角のとんがり屋根を書くでしょ^^

パーフェクトバリア
熱伝導率 0.039

原料がポリエステル 無害 透湿素材

ちなみに工務店標準では炭化コルクのみ

外断熱の業者は外断熱最高

内断熱の業者は内断熱最高

どちらも主張があるw

実際は外と内と両方やって1人前だと思う

本当はウッドファイバーがよかったけど

こちらも予算の関係上無理だった・・

断熱材の厚みもそうだけど

やはり素材へのこだわり

特に透湿素材というのが条件
250px-ToushitsuBousuiSheet_02.jpg
画像はネットで拾ってきたの

この紙きれみたいなのが透湿防水シート

不思議なものでこれを張るだけで

防風効果もあるんです

うちの工務店のこだわり

合板を壁や床にも一切使わない

クロスも張らない

だから透湿素材でできていると

湿気を排出できます

ここにGWを使うとスポンジのようなもので

水を含んで壁の中で結露してカビまみれになる

これを防ぐために通気層というのが今はあるけど

壁の中に風が入るのって・・

これを省略できるんです

ちなみに合板にも透湿素材

モイスというのもある

うちでも一部使用してます

これは透湿素材だけど

合板の5倍ほどするみたいです・・・
IMG_7235[1].JPG


分かりやすく言うと

f1.jpg

まさにこれ!

ゴアテックスなどの高機能なカッパ!

これって湿気は外に排出して蒸れない

普通のビニールカッパ

これ夏に着ると地獄・・・

なかが蒸れまくってびっしょり汗だく

これと家は同じようなもの

いくら断熱を強化しても

結露でかびまみれになれば

家の寿命も縮まるってことです

断熱、気密をつめて

接着剤やら合板らの

化学物質が室内に充満してシックハウスだとか言われたから

24時間換気が義務化され



今度は結露だっ~って通気工法が出てきて

今度は室内が乾燥してカラカラ

だから加湿器だ~っていうのが今の流れ

アホみたいw




このいたちごっこ何時まで続くのか

見物ですねw

ちなみにウチの地区ではこの工法で

OKだけど

もう少し寒い地区だと防湿シート

密閉させることも必要と西方先生は言ってますね

その土地の気候風土により

断熱の仕方も違うということですね



そして断熱材の種類

どういう工法にするかで選択肢が大幅に変わります

ただ自然系断熱材はかなり高価

だけど価値があると私は思いますよ

続く


posted by sur at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | myhome | 更新情報をチェックする
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